連載企画THE座談会2《第6回》これからのまちづくりに必要なこと キーワードは「ごちゃ混ぜ」

前回:第5回 暮らし方の選択肢は多様である方がよい

《第6回》これからのまちづくりに必要なこと
キーワードは「ごちゃまぜ」
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《押野》 テーマ3「これからのまちづくりに必要なこと」の話に入り混じってきているという気がするのですけれども。次第に関係なくフリーに語っていただいてもいいのかなと思っています。

これからのまちづくりに必要なこと、まさに高齢化が進んでいく中でまちづくりに関して住まい方、コンパクトなまちづくりということが出ているのですけれども、今のお話を聞いた中で答えが完結に近づいているのかなという気がするのですけれども。

《岡本》 プラスの話題ですけれども、今年の初夏ぐらいに建築学会の関係で金沢を訪れることがあって、そこで「シェア金沢」という施設に行ってきたのです。

そこで伺った話をでは、とにかくキーワードは、ゴチャ混ぜだと言っていました。高齢者のサ高住もありますし、児童養護施設もあります。アトリエ付きの学生住宅のようなものもあって、妊婦さんの出産までをサポートする家などもあるのです。それが全部、平屋建ての戸建のような雰囲気の建物が散らばって建っているのです。

緑と芝生に囲まれてすごく豊かな空間になっている。こちら側はサ高住、こちら側は子育て、こちら側は障害児というような形の分割配置ではなくて、住棟がグチャグチャに混ざっているのです。お互いの様子を見ることができたりする。

何が大切か、そのゴチャ混ぜの良さを言っていたのですが、サ高住や障がい児が集まって住んでいる中に食事のサービスが必要だったりする。それを近隣に住んでいるおばちゃん方がパートで手伝っている。

《押野》 買い物はどうしているのですか?

《岡本》 シェア金沢の中には、商店街のようにお店が並んでいるところがあって、そこに高齢者の人や障がい児、大人、大人になりかけの人たちがアルバイトや店番の手伝いなどに行って、社会参加もできるし周辺の雇用にもつながっている。中のゴチャ混ぜだけではなくて外も混ぜて一緒にゴチャ混ぜなんだという話をしていました。

これは結局、今までは高齢者向け、大きなマンションのようなものをドンとつくるというような形。補助金の関係や建築費云々という別の仕組みでどうしてもそうならざるをえないのかもしれないですけれども、小さな規模で街の中に点在させて、食事の提供などに代表されるようなところに関われば、誰でもできることの部分で関わっていく。そうすると自然と自分の役割もできるし、住んでいる人にも交流の機会が生まれるということがある。

そのキーワードはゴチャ混ぜというのは、すごく印象的です。コンパクトにする、プラスゴチャ混ぜにするということが重要なのではないかと思って帰ってきました。

《久新》 よくわかっていないのですけれども、何もない空き地にそういう施設をゴチャゴチャ建てたということですか。

《岡本》 そうです。昔、結核患者のサナトリウムだったところです。元がサナトリウムなので木も敷地の中に生えていて、木は伐採せず建物を壊して、小さいスケールで組み直しているという感じです。


「Share(シェア)金沢」は、平成25年4月にオープン。社会福祉法人佛子園(昭和35年開設、理事長 雄谷良成)が病院跡の敷地に住まいや文化施設などを配置して、一からつくり上げた街。いろんな人が混じり合い、共に暮らす−「私がつくる街」をコンセプトに計画段階から地元の自治会や町民館などの人たちを巻き込み実現。子どもや大学生、高齢者まで、世代や障がいの有無を超えて、さまざまな人が一緒に暮らし、フリーマーケットなどの企画や施設の運営など、暮らしに関わることは住民参加で決定。地下600mから湧き出す天然温泉やカフェは、地元の人など誰もが気軽に利用でき、同じ館内に高齢者や障がい者のためのデイサービス、訪問介護の機能も備えている。街の中心部にはサービス付き高齢者向け住宅と学生向け住宅が隣り合って建ち、家庭菜園や農園で一緒に土いじりを楽しむこともできる。周辺には高齢者が交替でレジを打つ共同売店やクッキング教室、クリーニング店などのほか、近所の子どもたちが走り回る全天候型グラウンドなどがある。

「Share金沢」http://share-kanazawa.com/index.html


《大場》 日本版CCRCにおける国の狙いに、首都圏から地方に高齢者を移住させようというのがあるのだろうけれども。ある意味で、それだけではなくて地域の活性化、それと結びついたようなつくり方をしていかないとだめだね。

《岡本》 そう思いますね。

《大場》 それには、先程も言ったように、人口構造も変ってきているのだったら、よく言うように高齢者も女性も活用していくという形で地域が関わり合ってやっていくという形でのものであればいいと思うのです。

《岡本》 その商店の人たちも選抜されているのです。ただ物を売りに来るのではなくて、何かアロマテラピーの技術があるのだったらアロマテラピー教室をセンター施設でやってくださいとか、自然学校のようなことをやっている人は、敷地の中で子どもたちを集めて、もちろん周りの町内会の子どもたちも集めてキャンプファイヤーみたいなことをやってくださいとか。自分たちが得意としていることを地域、そのシェア金沢の中でちゃんと提供して、客を集めるだけではなくて自分たちの技術がその中や外も含めて良くなるように動いてくださいね。それに同意できないのだったら入れませんという。

《大場》 それは、ほとんど首都圏などからの移住者ですか。

《岡本》 金沢市の中心部からみたいですね。普段からその中に、お店の人はその中に住んでいない場合もあるのですが、おもしろかったです。

先程、大場さんはCCRCとおっしゃっていましたけれども、やっている人、運営の責任者の方は、CCRCと呼ばないでくれとすごくこだわっていました。そんな仕組みよりももっと前からやっているし、高齢者中心ではなくて、子どもと高齢者とゴチャ混ぜということにすごくこだわっているのです。

《大場》 今、国が言っているよりもずっと前からやっているということですね。

《岡本》 それは熱いものを感じました。

《押野》 CCRC自体は、アメリカなどでやっていたものを日本に持ち込んでということだから、そこにはプライドがあるのではないですか。

《久新》 民間とはいっていますけれども、たぶん全然違うよということなのでしょうね。

《押野》 そこで仕事もちゃんとあって、ただ住むだけではなくて仕事もあって、そこで経済の流れが生まれて、よい環境で住みやすくて。

次回につづく「《第7回》混ざる、混ざり合う〜はじめの一歩」

 

第1回 まちなかの変化,人の変化
第2回 学生たち…受け身から働きかけに
第3回 現場を通して感じる人口減少
第4回 まちのコンパクト化とは?
第5回 暮らし方の選択肢は多様である方がよい
第6回 これからのまちづくりに必要なこと~キーワードは「ごちゃ混ぜ」
第7回 混ざる、混ざり合うことが、はじめの一歩
第8回 北まちが担っていくべき役割

 

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平成28年度 第3回 会員交流研修会

「まちづくりとセキュリティ」

 平成29年2月22日(水)、緑苑ビル2階201会議室にて当協議会法人会員のセコム株式会社 本社ALL SECOM推進部マネージャー田中万裕氏を講師にお迎えし、セキュリティを中心とした様々な取り組みについて、24名様のご参加をいただき開催されました。
ご講演は、地域社会における防災対策のご説明から始まり、東京都渋谷区とのパートナー協定を締結し①安全かつ防災に強い都市づくり推進領域における支援と②超高齢化社会に向けた健康増進領域にあける支援など、6つの実行プランを揚げ、渋谷区が抱えている地域・社会課題に対し、セコム㈱殿が参加し問題を解決することで渋谷区をより魅力ある街にしていく取り組みのご紹介がありました。
 続いて、タウンセキュリティの事例として、最新のセキュリティシステムのご紹介がありました。セキュリティの考え方として ①監視性の確保 ②領域性の強化 ③接近の制御があり、街から家(ホームセキュリティ)まで、それぞれの用途に応じたセキュリティが必要でとのお考えのご説明から、最新サービスとして「セコム・マイドクターウォッチ」のご紹介がありました。リストバンド型ウェアラブル端末を使い、健康管理・救急対応サービスを一体にして提供できるもので、本年モニター調査し来年夏から正式にサービス提供開始予定。当日も実機をご披露頂き、参加者が手に取って興味津々にしておりました。
 最後に、近未来の3Dセキュリティプランニングのご紹介がありました。国際会議、スポーツ競技会等の大規模イベントの警備計画で課題となっていた時間と労力を改善できるシステムで、航空撮影した画像から、①上空及び地上のあらゆる角度から視点を変えモニター上で目視出来るため警備上の重要ポイントがわかり、②監視カメラの監視範囲や死角まで把握できるなど、これまでは事前に何度も足を運んで目視確認していた警備計画の立案が大幅に効率化できるとともに、多面的、立体的なリスク分析により漏れのない高度なセキュリティプランニングが可能とのご説明を頂きました。
参加者の多くが見識のない分野であり、大変興味深いご講演内容となりました。また、質疑では具体的なセキュリティ費用のご相談が出るなど楽しく意見交換がされ、大変有意義な会員交流研修会となりました。

(レポート: 一般社団法人北海道まちづくり協議会 交流研修事業部会 北海道ガス㈱ エネルギー開発事業部 第一営業部 市橋佳樹)

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【レポート】平成29年新年交礼会

 平成29年1月20日(金)中村屋旅館にて、一般社団法人北海道まちづくり協議会の平成29年新年交礼会が行われました。
当日は43名の会員の皆様にご参加いただき、例年よりも増して賑やかに交流することができました。
初めに平成28年度より当協議会の新会長に就任した能戸裕之より、新会長としての心境、協議会の状況・活動等が話され開会となりました。

その後、西尾理事から平成28年は、プロ野球日ハムの日本一、北海道コンサドーレ札幌のJ2優勝など北海道がスポーツで活躍した1年であったことなどの話を頂き、乾杯で交礼会が始まりました。


 

 

 

途中、次年度、新規会員として入会予定の東京美装株式会社様、株式会社宮坂振興社様より、協議会の印象やこれからの抱負などについてお話を頂きました。

 

 日ごろ、仕事上での接点が少ない会員の方も、新年交礼会のなかで打ち解けあい、新たな交流が生まれたように思え、笑いの絶えない、大変楽しい会となりました。
新会長を始め役員の方々は、一か所にとどまることなく移動しながら、多くの会員との交流を深める姿が印象的でした。

 

最後は平成28年度から新副会長に就任した岡本浩一より締めの挨拶で閉会となりました。

 

(レポート:日本データーサービス株式会社 押野和也)

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平成28年度 まちづくり研修会

『人口減少時代に挑む!“~地方創生へのヒント~”』

平成28年11月10日(木)、北海道立道民活動センター かでる2・7(820号室)において、『人口減少時代に挑む!“~地方創生へのヒント~”』をテーマに平成28年度まちづくり研修会が、タイムリーな講演内容だったせいか、多くの道内自治体の方々のご参加もいただき、総勢90名と盛会に開催されました。
当日は、当協議会会長の能戸裕之からの挨拶から始まり、国土交通省 国土交通政策研究所 研究官 地方創生コンシェルジュ(北海道担当)大野佳哉様により「人口減少の下でのまちづくり」と題した基調講演をいただきました。
続いて、地元の人口減少問題と地方創生にご熱心に取り組んでおられる自治体の事例として、沼田町長 金平嘉則様、夕張市まちづくり企画室 主幹 佐藤 学様より各種取組みについてのご講演をいただきました。
その後、空き地・空き家についての調査研究に取り組んでおられる一般財団法人 日本不動産研究所 公共部 主任専門官 高岡英生様より、空き家の現状と実態調査の課題についてご紹介をいただき、当協議会独自に道内の市町村へ実施した、空き地・空き家に対するまちづくりアンケートの調査結果(状況報告)を行いました。
研修会後半は、ご登壇いただいた皆様と共に、当協議会の交流研修事業部会の石塚雅弘氏を進行役とする意見交換会を行いました。
 大野様のご講演内容は、「人口減少の下でのまちづくり」と題して、出生率の低下と共に人口減少が避けられないとする予測データのご紹介から始まり、現住居地域においても無住居化や住居減少が進み、特に北海道では、50年後にその現住居地域の約半分が無住居化になる可能性があるとのお話しがデータと共に示されました。
こうした中、地方創生への事業展開が本格的に進む段階で、国土交通省における「長期ビジョン」と「総合戦略」の全体像のご説明があり、基幹集落に生活機能等を集めた「小さな拠点」を核とする「ふるさと集落生活圏」の形成やその取組事例、またコンパクトシティと、交通などとの各種ネットワークとを連携した多極ネットワークコンパクトシティに関する話題提供がありました。
 自治体の事例紹介では、沼田町長 金平嘉則様より「地方創生と沼田町の未来」と題して、地元の地域医療の崩壊に直面した後、その課題を克服した事例や同町の農村型コンパクトエコタウン構想の策定及び国の補助金を含むその実施内容についてお話しをいただきました。
特に関心させられた事は、町内において町民との対話集会、勉強会やワークショップを数多く開催し、町と町民とが新たなまちづくりに向けた認識を共有してきたことでした。

 つづいて、夕張市まちづくり企画室 主幹 佐藤 学様より「課題こそ夕張の商品!できない理由が最大の敵」と題して、財政破綻後に同市に蔓延していた「自分には関係ない」「誰かがやってくれる」と言った他者依存、「お金がない」「人がいない」等を主語にチャレンジからの逃避などと言った体質から「出来ない理由を主語にせず「夢」を主語にチャレンジする町」へ脱却する為、関わり人口(知恵の交流)の創出、課題の可視化などの連鎖を進めた内容についてお話しがあり、廃校を活用した集落機能の集約化、地元高校の魅力化など、かつての課題をチャンスに変えている取組み事例をご紹介していただきました。

 空き地・空き家に関しては、一般財団法人 日本不動産研究所 公共部 主任専門官 高岡英生様より「空き家の現状と空家実態調査の課題」と題して、国内の空き家数が、継続的に増加傾向にあることの他、空き家としての判断が困難な空き家が多数あることなど、空き屋実態調査に関する課題についてのご見識がありました。また、空き家に対する取組み事例として、同研究所が支援されている本別町の低所得高齢者向け空き家活用についてのご紹介がありました。
また当協議会が道内市町村に対して実施した「空き地・空き家に対するまちづくりアンケート」の集計結果の報告では、回答市町村の90%以上が、各市町村の特性を考慮した空き地・空き家対策を行っている、又は対策を検討しているとの結果が報告されました。
意見交換会では、当協議会の交流研修事業部会の石塚雅弘氏の進行役の下、先の基調講演及び事例紹介の内容に基づき、ご講演いただいた皆様と共に、地方創生への取組みのご感想や特徴的な取組みの事例、まちの(小さな)拠点づくり、空き家問題、更には地方創生の将来展望等について活発な意見交換がなされ、その地域の特性を活かした人口減少化でのまちづくりへのヒントになったのではと感じております。

最後に当協議会の副会長である岡本浩一より当日のご講演者及びご参加いただいた皆様への謝辞があり、大変有意義なまちづくり研修会となりました。

 

 

 

 

(レポート:一般社団法人 北海道まちづくり協議会 交流研修事業部会長 内山靖久)

 

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連載企画THE座談会2《第5回》暮らし方の選択肢は多様である方がよい

前回:第4回 まちのコンパクト化とは?

《第5回》暮らし方の選択肢は多様である方がよい ■■■■■

《押野》 それは暮らし方の多様化というようなことですか。

《久新》 そうだと思うのです。僕は、南区に住んでいます。今、岡本先生が言ったような美しが丘のイメージは、川沿のあたりには一通り揃っていて、そこだけで生活しようと思ったら生活できる。そこには、歩いては行けないけれども車があれば全然問題ない。5分ぐらいで全部回れるから、あれはあれで一つのコンパクトシティの形になっているといったらなっているのではないかという気もします。

ただ、僕も妻も車を運転するから便利だけれども、高齢者になってきて運転できなくなってきたという人が周りにいて見ていると、やはりつらそうなのです。バスで行くとか、一人乗りの電動乗用車で行っているような姿も見る。雪の中をタイヤの付いた買い物籠みたいな物を引っ張っているおばあちゃんを見ていたら、つらいよなと思うから、そういう人たちにとってはもっとギュッとなったところがいいのだろうと思う。そういうところは、三世代で生活できて、誰かがサポートするような生活スタイルができたらそれはそれで解消できるのかもしれないです。

《大場》 北ノ沢にお住まいの上田先生も同じことを言っていました。知っている人がいなくなっていく。みんな下におりていくと。上田先生は、娘さん夫婦がそばにいるから車で行けるけれども、そうではない人はつらいんだよねと言っていました。

《久新》 そういう人もいるかと思えば、年になっても車を運転できるおじいちゃん・おばあちゃんがいて、普通に生活して楽しくやっている人もいます。60代後半ぐらいの世代が多くなった住宅街だけれども、人が少なくなっているから土地は歯抜けなのです。家、家、家、空き地、家、家みたいに。その空き地を隣地の方が買って、畑にしたりドッグランをつくったり。こっちの人とこっちの人とで間の土地をシェアして、片方は畑、片方は駐車場にしているとか。みんな優雅に住んでいるなと思う。

不便な場所だからそういうゆとり的土地があって、それを楽しげに使っているという生活スタイルはありだと思う。便利さと不便さ、よいところの按配はそれぞれ人によって違うのだろうから、そういうものは残すべきなのではないかと思います。

《岡本》 今後、決定的に何かが生じるとしたら、僕が思っているのは、北海道は雪が降るので難しいかもしれないですけれども、自動運転車が随分盛り上がってきています。あれだったら乗っかれば行ってくれるということになるので、高齢者だから運転できないという条件がなくなるかもしれない。

《大場》 そうなれば変わるよね。

《岡本》 相当変わると思うのです。まちの形とか 今のコンパクトシティ云々という話が変容するのかもしれないと思ったりするのです。でも、定着するということになると、実際に一般的に使えるようになるのは20・30年という話をされているので、人も変わりますからどうなるかわからないですけれども、そういうところも考えると都市はおもしろいなと思います。

《大場》 富山市も一生懸命コンパクトシティを頑張っていて、視察も多いようですね。LRT(電車)なんかも走らせて公共交通に乗りましょうと頑張っているけれども、思ったほど住民は乗らないとも聞いています。自動車の保有台数率は高い。なかなか難しいらしいです。

《岡本》 それに戸建所有率もすごく高いはずですね。家を持ってなんぼみたいな。

《押野》 富山のまちの特徴は、「団子と串」じゃないですか。団子のところまで家から車で行って、車を置いて公共交通に乗るということをイメージしていましたが、そうではないということですね。

《大場》 でも、住んでいないとだめなんですよね。全国で中心地が非常に賑わっているのは、高知と長崎だと聞きます。なぜかといったら、まちなかに人が住んでいるからだそうです。だから古い商店街も持っているのでしょう。住むことなのです。

《久新》 行ったことがないからイメージがわからないですけれども。

《押野》 長崎は、山が多くて平地が少ないから、おのずと集まらざるをえないような。

《大場》 建てるところが決まってくるのだろうね。あそこは斜面にまで建っていますからね。

《押野》 一回行ったことがあるのですけれども、すごいです。ここをよくバスが通れるなみたいなところでも、普通に通っている。

《大場》 それを大々的に変えたのは神戸ですね、削って。

《久新》 そういうことなのですね。まちなかに人は住んでいないですものね。札幌とあまり変わらないですものね。

次回につづく
「《第6回》これからのまちづくりに必要なことキーワードは『ごちゃ混ぜ』」

 

第1回 まちなかの変化,人の変化
第2回 学生たち…受け身から働きかけに
第3回 現場を通して感じる人口減少
第4回 まちのコンパクト化とは?
第5回 暮らし方の選択肢は多様である方がよい
第6回 これからのまちづくりに必要なこと~キーワードは「ごちゃ混ぜ」
第7回 混ざる、混ざり合うことが、はじめの一歩
第8回 北まちが担っていくべき役割

 

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