平成27年6月25日、研究会メンバー12名が参加し、防災ゲーム”避難所HUG”のシミュレーションを行いました。
『避難所HUGは、避難所運営を皆で考えるためのひとつのアプローチとして静岡県が開発したものです。避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれが抱える事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、また避難所で起こる様々な出来事にどう対応していくかを模擬体験するゲームです。』
(静岡県公式HPより引用)
防災・減災研究会では、地域における防災対策の実践をテーマとして、具体的なフィールドでの活動を行っています。今年は、昨年の災害図上訓練(DIG)にひきつづき、「茨戸南町内会」を対象として避難所HUGを実施することとしました。
今回は、
・ゲーム内容の確認
・円滑なゲーム運営にむけての意見交換
このふたつを目的とし、シミュレーションを行いました。
高森座長がメンバーにゲーム内容を説明し、いざ、ゲームスタートです。読み上げ係1名、配置係6名の計7名でゲームを行いました。
ゲーム内容については、
・避難者がどんどん増えていき、どのような人が何人来るか予想がつかない為配置を考えることが難しい
・グループ内で、誘導係、記録係等役割分担をすると効率的
・立ち入り禁止区域を設定する必要がある
・ペットをどこに配置すべきか悩む
・読み上げるのが速いので焦ってしまい冷静な判断ができなくなる
等の様々な意見がでました。
これを踏まえ、円滑なゲーム運営にむけての意見として、
・参加者が理解しやすい様に、災害内容、地区名、避難所図面等を茨戸南町内会に合わせる
・参加者は、ゲーム開始前にグループ内で役割分担をしておく
・カード読み上げ方法の検討(速さ、人数など)が必要
・参加者へのアドバイスをどのタイミングでするか決めるべき
等が挙げられました。
今後は今回のシミュレーションを活かして、避難所HUGを実際に町内会で行うため準備を進めていく予定です。
〔レポート:株式会社ソフトスケープ 五十嵐 くるみ〕