5月26日、当協議会代表・大石章夫氏を講師に迎えて開催した第1回まちづくりゼミナールは、33名の方々にご参加いただきました。
ゼミは再開発とはなにかで始まり、佳境では、関係権利者との協議においては、十人十色の価値観とストーリー&ヒストリーがあることを忘れてはならない、それこそが合意形成への説得力に繋がるということを、生々しい経験談を交えて語ってくれました。また、再開発をまちづくりにどう生かせるか、という視点から、商店街と住民の相互関係や地域の実情と照らし合わせた身の丈商店街のあり方など、目指すべき方向の例を示してくれました。
余談では、再開発の顧客満足度指標をもとに、“再開発で顧客は誰か”その“顧客”の先にある“顧客は誰か”を把握する広い視点が大切と語り、大石氏も大好きという、ディズニーマジックと呼ばれる顧客本位のサービスから学ぶべき点について紹介してくれました。
大石氏の言葉から「再開発はひとりではできない、よって強力なブレーンを持つべし。また、自分は誰かのブレーンの一員になる。足りないときは、適材適所のブレーンに手伝ってくれ、と常にいえる姿勢が大事だ」
第2回ゼミナール:6月30日(木)
講師:当協議会・運営幹事 佐藤 薫氏
演題:立退料について〜鑑定評価上の権利価格と補償基準との関連を中心に