『人口と土地価格の関係 in 北海道』
去る10月25日、日本不動産研究所の不動産鑑定士の平澤さんと幸田さんに「J-REIT」と「人口と土地価格の関係」に関する二本立てのセミナーをご講義いただきました。
当協議会会員の方の知られざるノウハウ&専門知識からのお話しは、その現場のリアル感とともに新たな知の発見と出会いがあります。今回のまちづくりゼミナールでもそんな発見がありました。
平澤さんの「J-REIT」のお話しについては、昨今の市況や社会情勢の変化にともなう投資動向などのお話しを伺いました。最近はリーマンショック以降、オフィス系の不安定感によりレジデンス系らしい…なるほど。
幸田さんの「人口と土地価格の関係」については、道内の事例をもとにお話しを聴きました。人口が増加すると土地価格は上昇する、逆に1万人以下になると急激に土地価格が下落する、というあたりまえのような話しですが、不動産鑑定士さんの視点からの分析を聞いてみると、論理的な裏付けがあり、なるほどと思うところがあります。一方で、論理原則どおりになってない自治体もあること、それはそれなりに要因がある訳ですが、その視点というものもなかなかおもしろいものがあります。こうした不動産の価格に関する分析から、改めて北海道の産業構造や地域特性などを見直す機会となりました。
ゼミナール終了後は参加者による恒例の懇親会で、講義テーマをさらに掘り下げた有意義な意見交換を行いました。
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<今回のレポーター 紹介>
琴似4・2地区第一種市街地再開発事業個人施行者
事務局長 川瀬 浩 氏
〈1〉 仕事の領域:市街地再開発事業の施行
〈2〉 好きなこと:お料理と音楽活動
〈3〉 北まち協議会の仲間と今後やっていきたいこと:まちの賑わいづくり
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