まちづくりゼミナール「北海道の減災まちづくりのこれから」
平成25年7月25日(木曜日)、札幌ユビキタス協創広場U-calaにおいて、北海道大学名誉教授新谷融氏を講師に迎え、まちづくりゼミナールを開催しました。今回のまちゼミは、防災・減災研究会の活動の一環として主に研究会メンバーの企画・運営により行いました。防災・減災研究会は、東日本大震災を体験した後、防災・減災の観点から北海道のまちづくりを今後どのように考えるべきかについて研究する組織です。
新谷先生は林学・砂防学をご専門とされていることに加え、近年では道内各地に出向き地域の方々と災害に強いまちづくりに取り組んでおられます。基調講演では、これまでの北海道における災害とその対応、まちづくりとの関係について各地の事例とともに紹介されたほか、最も大事なこととして「人づくり」を挙げられ、「住民自主」「地域連携」「家族連携」等について説明いただきました。
基調講演の後は、防災・減災研究会の3人のメンバーが加わり、それぞれの考えを発表した後、会場も交えて意見交換を行いました。東日本大震災の復興、南海トラフ巨大地震の危機が声高に叫ばれている現状ですが、北海道における減災への本格的な取組みや将来的な方向性はまだ見えていません。今回のゼミがその契機となるように、防災・減災研究会も継続的な取組みを行っていきます。
〈 今回のレポーター紹介 〉
株式会社ソフトスケープ:高森篤志(防災・減災研究会)
(1)仕事の領域:都市計画、景観計画・デザイン
(2)好きなこと:飲み会
(3)北まち協議会の仲間と今後やっていきたいこと:感動を共有したい