『防災・減災研究会の活動紹介』~3年間の活動と今後について~
平成26年2月27日(木)、緑苑ビル2階201号会議室において第3回目の会員情報交流会が開催されました。防災・減災研究会のメンバーである(株)ソフトスケープの高橋美香さんと個人会員の前道美有さんのお二人(防災シスターズと命名)に、ご講演をいただきました。
講演では、登別市幌別・むかわ町の現地踏査、千歳市防災学習交流センター「そなえーる」の施設見学、まちづくりゼミナールの開催報告に関する説明がありました。今後の活動としては、①災害対策基本法が去年6月に改正されたことに伴い新たに設立された「地区防災計画」についての研究、②DIG:災害図上訓練/HUG:避難所運営ゲームの実践、③道内沿岸地域を対象としたケーススタディの3つの展開を予定しているとの報告を受けました。地区防災計画に関しては、防災士である同研究会所属の佐藤潤さん((株)シン技術コンサル)より、設立の背景や主旨などの詳しい説明をいただきました。
施設見学時に撮影した動画を流す工夫などもあり、会は終始和やかな雰囲気で進められました。
同時に、北海道の地方都市では、まちの財政が逼迫していることもあって津波に対する避難場所や施設、移動経路などの整備が進んでおらず、震災後も課題を抱えたままである現状を共有することができました。
〔レポート:株式会社ソフトスケープ 瀧田展明〕