平成26年10月24日(金)、場所は緑苑ビル2階201会議室にて当協議会有志による第1回会員情報交流会が開催されました。
今回のテーマは「市街地再開発事業の分かりやすい資料作成について」
市街地再開発事業を地元の方々や興味のある方々に向け、作成した説明用の資料を、先ずは当協議会会員の皆様にお聞きいただき、資料の完成度を確認すると同時に、皆様の貴重なご意見を参考に「より分りやすい資料」へと高めていこうというものです。
今回は株式会社ノーザンクロスから当協議会会員でもある武井秀繭さんに講師、進行を務めて頂き「まちづくりの進め方」「第1種市街地再開発事業とは」「補助制度」「事例紹介」の四つの項目についてプレゼンテーションして頂きました。
以下、発表内容の一部をご紹介させて頂きます。
「まちづくり(再開発)のきっかけは地元の土地建物を所有している方々の様々な思いから始まります。
土地の有効活用を図りたいという思い。
街の活性化を目指したいという思い。
建物の老朽化を懸念する思い。
様々な思いを持つ地元の方々が集まり具体的にどのような街づくりを目指すのかの計画を立てます(マスタープランの作成)。そしてマスタープラン作成には、行政や各専門コンサルタント等と意見交換をし、勉強会などを通して、まちづくりに係る権利者たちの係わり合いにおいて生ずる事業のメリットやデメリット、また、自己の資産はどうなるのか、税の負担は減るのか増えるのか。
こういった様々な疑問を解決し、明確にしていくと同時に再開発計画実行に向け、計画の進め方、仕組みなどを勉強していきます。」
今回は第1回目ということで、発表の概要としては、まちづくりがどのように始まり、具体的にどう進んでいくのか、また事業を行う上での助成や事例紹介といった流れに沿って、まちづくりの大枠をご説明して頂きました。
資料発表の合間に行われた当協議会会員間での意見交換では、まちづくりにまだ馴染みのない人たちに向けた「よりわかりやすい資料」作りのためにはどういった表現での説明が適切か、また図説資料はどのように展開していけば良いのかなど、様々な事が話し合われました。
地元をより良くしたいという地元の思いが「まちづくり」に繋がっていき、その思いが波及していく事で、まちづくりの具体化に繋がる。
それを改めて感じさせられる交流会でありました。
レポート:(株)豊多 大山昌志