平成27年度 第1回会員情報交流会
『再開発事業の進め方(段階毎の組織と役割)について』
平成27年6月24日(水)、緑苑ビル2階201会議室にて当協議会の勉強会の一環として、再開発プランナーである武井計画の武井代表に講師を務めていただき、第1回会員情報交流会が開催されました。
今回のテーマとしては、まちづくりに関心のある地域の方々の、「再開発ってなんだろう?」、「どうやってすすめるのだろう?」という疑問にお答えする説明資料として、昨年から作成に着手し、ブラッシュアップを進めている『再開発事業の進め方』をまとめたパワーポイント資料を、まちづくりを勉強する5名の学生を含めた総勢25名の参加者に聞いたいただき、資料の完成度を高めるための意見交換を行いました。
説明を頂いた資料は3項目での構成となっており
1項目目は「着手するまでの進め方」として、まちづくりの機運が高まった状況から、再開発事業へ着手するまでの進め方を、段階毎の地区の協議体のあり方・目的・実施内容、行政の支援計画の関わりを説明し、初期段階のまちづくりを考える大きなエリアから、実際に再開発事業を行うエリアを絞り込んでいく流れを説明する内容となっています。
2項目目は「市街地再開発事業とは」というタイトルで、再開発事業の種類の説明、許認可等、種類毎の比較を行う内容で、都市計画決定、組合設立認可、権利変換の認可等、再開発特有の項目を中心に図表も多用し、具体的な説明を行う内容となっています。
3項目目としては、再開発事業の具体的な事例を紹介することも、イメージを理解するのに必要になることから、実際に説明を行う時事・規模に合わせた事例を盛り込む内容で締めくくっています。
参加者からは、事業着手後の流れの説明も加えたほうが良いのでは?
再開発事業とならないまちづくりへの支援の項目も必要では?
プロ向けの資料の作成もあったほうがよいのでは?
具体的な認可の要件は?
などなど、様々な意見が飛び交い、今後資料の完成度を高めていく作業を進めていくことで結ばれました。
〔レポート:岩田地崎建設㈱ 久新信一郎〕