令和元年7月9日(火)18時30分より、緑苑ビル201会議室において会員情報交換会が開催されました。今回の講師は弁護士法人札幌英和法律事務所の田中康道弁護士から「民法改正と建設・不動産実務への影響」についてご講演頂きました。
2020年4月の民法改正は当協議会の会員にも影響がありえる改正となるため、時節を得た内容に会員25名の出席がありました。
田中弁護士は建築・不動産分野を重点取扱分野とされています。またガウディ研究家の田中裕也氏が叔父にあたり、子供の頃からガウディの話やまちづくりの話を聞いていたとのことです。真駒内のまちづくりコンペに応募されたことも有り、住宅業界新聞に連載欄を持たれるなど、協議会会員から近い距離におられる方です。
今回の民法改正の目玉として挙げられたのは「請負契約・売買契約で瑕疵担保責任が廃止され、債務不履行責任に一本化された」「債務不履行責任の特則としての位置づけで、契約不適合責任が創設された。」ことです。ほかにも目玉となる項目が挙げられていましたが、1点目が会員としては気になる所だと思いますし、田中弁護士の用意されたテキストや講義も、そこについて詳しく説明されておりました。
さらに具体的な内容はここには書ききれませんが、新しく入会された方からタイムリーな話題の早わかりを伺うことができた、貴重な時間でありました。
[レポート:交流研修事業部会 菅野 克]