令和１年８月７日(水) に市内中心部において建設が進められている「西２丁目線 地下自転車等駐車場整備工事」の現場見学会を、工事施工を担っている岩田地崎建設・丸彦渡辺建設・北土建設ＪＶ様のご協力の下、総勢２１名のご参加をいただき実施されました。

本工事は、札幌中心部において工事が進められている大規模地下駐輪場工事で、札幌大通地区周辺においては路上や公園などに約10,000台の自転車が放置されていることから、この放置自転車の解消が目的とされ、また地下駐輪場の整備に伴ない、土地の有効利用、地下鉄、地下通路との利便性の向上を図るなど、札幌の中心市街地の新たなまちづくりのインフラ整備事業として注目されている事業で、現在最深部の工事を進めているところでした。

見学会は、先ず 工事ＪＶ事務所の渡部 力所長より、工事概要と見学における注意事項の説明があり、引き続き現場場内へと移動しました。

現場では、先ず地上部における既存道路の通行車両や歩行者への安全対策が念入りに練られいる状況が確認できました。続いて地下の現場へ入ると、その地下構造体の深さや大きさに驚かせると同時に、土留の為の杭や壁の施工や、既存の電気や上下水道等の各地中埋設物の大規模な吊り防護状況を目の当たりして、土木工事の「ダイナミック」な面を感じることができました。また施工区内に隣接している地上ビルの地下基礎構造体への影響を避けながらの施工では細心の注意が図られていることも確認でき、市街地中心部での大規模掘削工事の「繊細」な面も併せて感じることが出来ました。

参加された皆様は、滅多に見られない施工中の大規模掘削工事を体験することができ、貴重な経験となったようでした。

見学会終了後には、本見学会にご協力をいただいた、工事ＪＶの方々も交えた懇親会も開催され、和気藹々の内に終了することができました。

渡部所長を始め、本見学会にご協力いただいた工事ＪＶの皆様には、改めて感謝申し上げると共に、「無事故、無災害」で工事竣工を向かえることを、心よりお祈り申し上げます。

［レポート：交流研修事業部会　内山靖久］