令和元年10月11日(金)・12日(土)の両日に渡り、昨年のまちづくり研修会でご講演いただいた、都市再生整備事業を活用した「(仮称)えんがる町民センター整備事業」や隣接する空き店舗活用事業及び鉄道広場整備事業、また別途整備が進んでいる遠軽IC道の駅などの進捗状況を参加総勢14名にて、遠軽町の担当部局の今井参事様のご案内の下、現地視察して参りました。
都市再生整備事業における基幹事業の目玉事業である「えんがる町民センター」は、長年の懸案事項であったJR遠軽駅前にあって廃墟となっていた病院跡地を町が取得し整備するもので、600人収容のイベントホールの他、多目的室等が整備される予定で、2021年度の完成を目指し基礎工事が進められておりました。
この他の基幹事業として街路の一部拡幅や現道幅員における改築工事や、夜の飲食街におけるイルミネーション事業も施行中のほか、提案事業では空き店舗活用事業としての改修費補助なども行われていました。また、遠軽駅は全国的にも珍しいスイッチバック駅のため全国から鉄道ファンが訪れているとのことで、現存するSLや転車台を活かした鉄道広場整備事業も基幹・提案の合わせ技で実施する予定とのことでもありました。
本事業において、都市再生整備事業は地域の創意工夫により補助導入を可能とする有効な事業であることを、現地視察することでより実感することができました。
初日の視察を終えた後に行われた懇親会では、佐々木修一遠軽町長様もご参加いただき、楽しく懇親を深めることができました。
また翌日の12日に視察した旭川・紋別自動車の遠軽ICに隣接する「道の駅遠軽森のオホーツク」では、北海道で初となる道の駅併設のスキー場ロッジが整備され、スキー場のリニューアルオープンとIC供用開始に合わせ急ピッチで建設が進められておりました。スキー場は夏のアクティビティを数々導入予定で、アジアNo1の斜度を誇るジップラインやツリートレッキング、サマーゲレンデなど、1年を通して楽しめる仕掛けが満載であり、機会があれば是非訪れてみたいと感じ、大変有意義な視察会となりました。
[レポート:株式会社シン技術コンサル 中山祐二]