一般社団法人 北海道まちづくり協議会

北まちブログ

2023年2月22日(水)

【レポート】2022.11.24 令和4年度まちづくり研修会

令和4年11月24日(木)に、かでる2・7、8階 820研修室にて、令和4年度まちづくり研修会を開催しました。新型コロナ第8波の中、感染予防対策をとり、約50名の方々にご参加いただきました。

《講 演 者》
小口 英二氏(たじみDMO COO)
小笠原 剛氏(恵み野商店街100年街並み協議会 会長)
濱谷 雅弘氏(北海道科学大学 未来デザイン学部 人間社会学科 教授)

今年度の研修会のテーマは「北海道における既存商店街の新たな取り組みを考える」と題し、衰退が続く既存商店街のあり方について、空き店舗の活用を中心に再生に向けた可能性を探りました。

冒頭、商業振興に関する制度説明として、経済産業省北海道経済産業局の惣田芽衣氏より、商店街の空き店舗活用や人材育成に有効な施策の紹介をいただきました。

基調講演は、岐阜県多治見市のたじみDMO・COOの小口氏より、「中心市街地×商店街・多治見モデルのまちづくり」と題し、多治見市の既存商店街にて注力されてきた空き店舗のリノベーション事業やまちのプレーヤー発掘に向けた事業などについてご講演いただきました。写真を交えた資料と、小口氏の明快な語り口で大変分かりやすく、かつ有用な内容となっておりました。

基調講演の様子

 

後半は、恵庭市の恵み野商店街100年街並み協議会会長である小笠原氏を迎え、北海道科学大学の濱谷教授をコーディネーターに3名での意見交換会を行いました。
恵み野商店街100年街並み協議会は、今年9月に発足したばかりであり、今後は空き店舗対策などに取り組むこととなっています。今回は、組織の初動期に考えるべきことや資金源の見つけ方、行政との付き合い方などについて議論が交わされました。

 

 

意見交換会の様子

 

まちづくりの実践者の方々の率直なお話を拝聴することができ、大変有意義な会となりました。改めまして、登壇者の皆様、ご参加の皆様、ありがとうございました。

[レポート:熊手フィールド株式会社 手代木 茜]