一般社団法人 北海道まちづくり協議会

特集記事 THE座談会

2015年12月7日(月)

【連載】THE 座談会 [人口減少時代をかんがえる] 第1回(全6回)

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THE座談会[第2回目]へ

■座談会開催の趣旨

当協議会の行動理念は「北海道の暮らしたいまちオンリーワンづくり」です。平成26年度からは「コミ ュニティ再生―地域マネジメントの視点から―」を継続的な活動テーマに据えています。これを受け、平成 27年度の具体的な活動テーマを「人口減少への対応」とし、これに沿って諸活動に取組んでおります。
当協議会では、ホームページの「北まちブログ」で会員および広く一般の皆様向けて各研究会・部会の活 動状況などを中心に広報しております。今回、平成27年度の活動テーマ「人口減少への対応」にちなんだ 連載記事を企画しました。
この企画は、迫り来る「人口減少時代」において、各専門分野で様々にご活動の皆様から、それぞれのお 立場あるいは現場経験を通じ、日頃よりお考えの「人口減少時代のまちづくり」に関するご意見・お考えな どを伺う座談会を開催しました。その内容を6回に分けて「北まちブログ」に掲載していきます。
THE 座談会“人口減少時代をかんがえる”を通じ、会員のみならず一般の皆様にとって「人口減少時代の まちづくり」を考える際のヒントとしていただくとともに、学生をはじめ、今後まちづくりに関わろうとす る方々の手がかり、足がかりとしてもお役立ていただくことを期待するものでもあります。

■座談会メンバー プロフィール(順不同)

□ 生沼 貴史 氏(おいぬま たかふみ)
生 年:昭和62年2月生まれ。札幌市出身
経 歴:平成23年、北海道大学大学院工学研究科修士課程を修了
職 場:株式会社ドーコンに入社し、主に道内市町村における都市計画やまちづくり関連の業務に従事
趣 味:カメラや旅行、読書、映画・芸術鑑賞など

□押野 和也 氏(おしの かずや)
生 年:昭和46年生まれ。北海道出身
職 場:日本データーサービス株式会社 企画部 建設コンサルタント業務(都市計画関連)
趣 味:①映画鑑賞、映画館で月2本ぐらい…見てないなぁ。②読書、小説を月2冊ぐらい…読んでないなぁ。③音楽鑑賞、邦楽系ロック…学生時代に聞いていたものは、懐メロ?なのか。④車、20年もの…旧車かなぁ、最近乗れてない、車が泣いている。⑤散歩、まちなか歩き…札幌のまちの風景も変化している。⑥お酒、週1くらい…飲んでないなぁ。という具合に多趣味、その他:猫派

□川尻 雅裕 氏(かわじり まさひろ)
生 年:昭和57年5月生まれ。千葉県市川市出身
「東京ディズニーランド」から自転車で20分のところに住んでいた
経 歴:法政大学 法学部 法律学科卒業
職 場:一般財団法人 日本不動産研究所 北海道支社 専門役・不動産鑑定士
平成23年4月に京都支所から北海道支社へ赴任
趣 味:スポーツ全般、10歳からはじめたバスケットは今でも続けている
今年の北海道マラソン(フルではないが)に出場
マイブーム:今年からキャンプを始めた。全くの初心者

第1回 はじめに

(岡本)司会
今日は、雨の中をお集まりいただきありがとうございます。
今、活躍されている若手の皆さんにお話をしていただこうということで、テーマは、「人口減少時代をかんがえる」と設定しております。 それでは、簡単な自己紹介を兼ねて業務の分野・内容などを教えてください。

(押野)
私から。改めまして、押野和也です。1971年・昭和46年生まれ。まさに、今日のテーマでいうと第二次ベビーブーム生まれです。若手といわれているのですけれども、もうこの世に生を受けてから四十数年が経っているので、若手ではないのかなという気はしますが、まだまだ青者というか若僧なのかなというふうに思います。しゃべりは苦手ですけれども、少ししゃべらせていただければと思っています。

押野 和也

押野 和也

仕事は、建設コンサルタント会社NDS日本データーサービス株式会社です。主に、今はまちづくり関係の仕事に携わっているといったところです。特に今年は、去年から地方創生という分野の仕事が多くて、日々てんやわんやといった状況です。長くなってはいけないので、簡単ですけれど、今日はよろしくお願いします。

(川尻)
改めまして、日本不動産研究所北海道支社の川尻です。私は、昭和57年生まれ、千葉県の市川市の出身であります。生まれたときは、バブル全盛期の時。少し様子がおかしくなったときですが、周りはまだまだ、言い方は悪いですけれども、楽観的な感じで、僕も子どもながら親にねだっては欲しい物を買ってもらっていました。自分の子どもには、そこまでできないのですけれども。

川尻雅裕

川尻雅裕

北海道に来たのは、今から5年前です。当初から新鮮な気持ちで、今でももちろんですけれども、北海道という素晴らしさを、地元の方ではないからこそ見つけられるところがあるのかもしれません。そういったところを情報発信していけたらというふうに日々思っております。
具体的な業務としましては、主に不動産の鑑定評価。自治体様向けに固定資産税の業務、最近は、空き家関係の業務等、コンサルティングを含めてやらせていただいているところです。

今回の議題が人口減少ということですので、直接地価、土地の価格というものにも影響してくる大きな要素だと思っています。今回、何かしら皆さんとお話しできたらと思っております。よろしくお願いします。

(生沼)
生沼貴史です。札幌出身の札幌育ち、これまで生きて、もう少しで30年が経とうとしています。

 生沼 貴史

生沼 貴史

会社は、株式会社ドーコン総合計画部というところで、都市計画・まちづくりの仕事を主にしています。押野さんと同様に今年は、人口ビジョン・地方創生・総合戦略を策定する業務がバタバタと入ってきています。
普段は、都市計画マスタープランとか住宅関連、公営住宅とか長寿命化計画をつくったり、公共交通関連の仕事もしております。人口減少時代ということで、人口減少している世代ですけれども、今日は、いろいろお話できればと思います。よろしくお願いします。

 

THE 座談会 人口減少時代をかんがえる

THE 座談会 人口減少時代をかんがえる

(つづく)
第2回は[人口減少はよくないこと?]という切り口で、いよいよ座談が始まります。