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第6回 おわりに ―――――――――――――――
(岡本)司会
そんな中で、結構時間が近づいてきました。北まちの鼎談ですので、今お話しいただいたような人口減少を抱える北海道でまちづくり協議会が担ってほしい役割を最後に聞かせてもらいたいと思います。
役割、何ができそうとか、何をしてほしいとか、こんなことにチャレンジしたらいいのではないかという話があると嬉しいなと思います。
(川尻)
今、第一戦で活躍されている方のお話を伺って、これは、ある分野だけでこの人口減少の問題は、なかなか未来の新しいビジョンはつくれないと思うのです。
そういった意味でまちづくり協議会は、その手のプロフェッショナルの方が集まっている。その方の知恵を集約化して一つの確かな提案ができるということは、すごく強味である。本当に、まち協しかできないと思います。きっとそれは、道民の方も受け入れていただけるのではないか。そういった存在なのではないかと思っています。
そういったチームの中の一員として何かしらお役に立てるということは、自分としては光栄なことかなと思っています。
(生沼)
会社に入って感じたことが、まちづくりとか、この業界は狭いなという気がするのです。
まちづくりだからこそもっといろいろな分野の人と交流、ネットワークをつくらなければいけないにも関わらず、結構、毎回同じメンバーであるなと思っています。もっと外の世界の分野の人と触れ合えるような機会、場づくりがあるといいなと思います。
(岡本)司会
メンバーが固定化されていると。
いろいろいらっしゃるはずなのですけれどもね。
(生沼)
いろいろいらっしゃるはずなのですけれども…という感じかなと思っています。
(押野)
北まち協に関していうと、川尻さんも生沼さんもそうなのですけれども、いろいろな分野・セクション、僕のような建設コンサルもいれば、ゼネコンさんもいれば不動産のプロもいる、イベントのプロもいる。いろいろな分野の人がたくさんいる協議会である。だから、実際にそういういろいろな人たちのネットワークがこの協議会にはある。ただ、それに甘んじるのではなくて、軽口な言い方をすると、自治体に対してもある程度ガツンと言うくらいの感じの協議会であったほうがいい。
僕らが自治体から仕事をもらっているから、なかなか言いづらい部分もあるのだけれども、口では言えるので。実際には、「うちのまちはこうだからさ」と言われると、そうですねと最後は頭を下げざるを得ない。
ただ、協議会として北海道の全体のまちを考えた時に、あり方を考えたときに、個々人の思いは別として、協議会としてはこういうふうに考えるのですということをガツンと言えるくらいの感じになれば、今日1時間半くらいで話をしてみて、みんないろいろな考え方を持っているし、いろいろな良い話が出ています。
それを協議会として提言していくわけではないけれども、言えるような感じになれば、「やっぱり北まちに話しをしてよかったわ」と思えるようになるのではないかと思うのです。
(生沼)
北海道まちづくり協議会であるのですけれども、全国とか世界の人とかと交流する場があってもいいかもしれない。
そうしないと、我々自身も北海道に閉じこもってしまうのではないか。外の人と接点をもつことによって道内自治体に言えるようなこともあると思うので、押野さんの話を受けて、そういうふうに感じました。
(押野)
偉そうなことを言ってしまいましたけれども。
(生沼)
難しい事情はあると思います。
言うは易しです。
(岡本)司会
言った者勝ちだと思います。指摘していただいたほうが。
(押野)
個々人で専門的なことは言えると思うのです。ただ、今回のテーマは人口減少だから、人口減少をどうにかしなければいけないということで、個々の専門的なことからのアドバイスはできたとしても、トータルとしてどうなのか。いろいろな話に対していうことは個々人では難しいのかなと思います。
そういうときに北まちに相談すればという。北まちが儲かるかどうかというところもあるとは思うけど。自治体が儲けることも一つだけれども、北まちも儲けなければいけないという。
なかなか、金儲けは難しいけれども。
(岡本)司会
今日は、本当にいろいろお話をいただいてありがとうございます。